
レースの起源
ヴェネツィアとフランドルでほぼ同時期に生まれたトンボロレースは、印刷された図案集によって広まりました。


フェデリカはレース職人、フランチェスコは金細工師。ふたりは、アブルッツォの女性たちが何世紀も受け継いできたスカンノのトンボロレースを、ジュエリーの世界へ届けました。
2012年、Il Gioiello del Tombolo が誕生しました。すべて手作業で作られる作品は、ふたりの職人が長年かけて研究し磨き上げた、ふたつの技法の結晶です。ひとつの作品に、数日、数週間、ときには数か月かかります。
ふたりの手仕事には、シンプルな信念があります。「レース職人を支える金細工師」。その結果、これまでになかった、特許で守られたジュエリーが生まれました。
フェデリカがデザインを描き、すべての模様が生まれる枕「トンボロ」に固定します。
特殊な金属糸を巻いたボビンを使い、フェデリカが編み始めます。
金細工師のフランチェスコが、レースの外周に沿って、金または銀で「金属製の孔あきアンカー・システム」を作ります。
フェデリカが針と金属糸で、レースを金細工の土台に縫い付けます。これでジュエリーの完成です。




彼女はレースを編み、彼はそれを身につけられるようにする土台を作る。スカンノの工房での共同作業です。
フランチェスコは二代目の金細工師。父ディーノの工房で、その仕事を見て育ちました。フェデリカはトンボロの技を受け継いでいます。ふたつの仕事の出会いから、これまでになかったジュエリーが生まれました。
5世紀にわたり受け継がれてきた技について、知っておきたい3つのこと。

ヴェネツィアとフランドルでほぼ同時期に生まれたトンボロレースは、印刷された図案集によって広まりました。

言い伝えでは、ロンバルディアの棟梁の妻たちが、長い冬のあいだに村の女性たちに教えたとされています。

詰め物をした円筒、ボビンの組、ピン、そして図案。手と心の俊敏さで、ひと目ずつ進めます。

トンボロのジュエリーを理解する一番の方法は、生まれる現場を見ることです。工房にお越しいただき、作品を試し、作り方をお尋ねください。
「Il GIOIELLO DEL TOMBOLO」のジュエリーは、全てフェデリカ・シルヴァーニの手作業によって生み出されたものです。
フェデリカは図案をデザインするとそれをトンボロの台に固定し、予め金属製の糸を巻いたフセッリと呼ばれる糸巻きを用いて糸を掛けながら編み上げていきます。
トンボロ技法によるジュエリー部分が出来上がると、フェデリカはそれを金細工師であるフランチェスコ・ロートロに託し、『編まれた作品を穴の空いた金属で固定する』作業を行います。
この作業はフェデリカが編み上げた作品の周囲に沿って施されます。
それが仕上がると作品はフランチェスコから再びフェデリカの手に渡り、フェデリカが針と金属製の糸を用いて、その金属のパーツと彼女が編み上げたトンボロを固定していきます。
あくまでも金細工師はレース編み作業のサポートであるということが原則です。
この協力関係によって、これまでにない、特許によって守られた「Il GIOIELLO DEL TOMBOLO」の創作が成り立っています。
特許では特に『繊維からなる糸で編まれた作品を穴の空いた金属に固定する技術』について保護されています。細い糸によって作られる繊細な工芸細工を、1.身につけられるジュエリーに発展させたしたこと、2.摩耗から保護すること、3.美しさをより高いレベルへ押し上げることに成功したことで特許取得へと繋がりました。
この技術はゴールド(ホワイト、イエロー、ピンク)とシルバー製品に用いることができます。
